ぼっちに厳しいゲームの話。

ゲームの遊び方は人それぞれあると思います。

 私が小学生の頃なんかは友達を家に呼んでスマブラマリオカートをコントローラーを回しながらワイワイ騒ぎながら遊んだものです。

 

 そういう風潮は現在でも形を変えて残っています。特にスマートフォンの普及とそれに伴うゲームの進化なんかは最たる例です。端末を片手に同じゲームを顔を合わせて遊ぶ姿を見ることは昔に比べたらはるかに増えたと思います。

 ただ、私個人の話をするならば昔のようにずっと一緒にいる友達が減ったこともあり、そのようなことは減りましたね。どちらかというとオンラインで野良で遊ぶことの方が多いです。ただ、そういう遊び方をする人間にやたら冷たくする人っていますよね。

 

 そう思ったのが最近配信された新作対戦型ゲームファイトリーグでございます。

 内容としては2on2のチームマッチで順番に3x5の盤面にユニットを設置して上下端の中央に配置されたリーダーを早く倒したほうが勝ちというボードゲーム風のものになっています。

 そう、チームで戦うのです。一応ソロでも遊べないことはないのですが、デッキが特徴が大きく偏ったカテゴリー分けの1種類しか使えないうえにマッチングもソロかタッグかを考慮してくれないので戦略の幅で劣ってしまいどうしても不利になってしまうという問題が発生します。

 そういうわけでどうしてもチームで戦いたいし野良でもいいからオートもマッチングの1つや2つしてくれてもいいのになと思うんですがそれすらもないです。他のSNSを駆使するかリアルのお友達と一緒にやるかと言うのに限定されています。

 

 正直な話ゲーム性としてもっとも重要な部分をプレイヤー任せにするというのは問題だと思うんですけどね。このゲームの開発はモンストを作っているmixiのXflagです。モンストも同様にオートマッチングに対応しておらず、SNS用のコピペを部屋主が貼り付けてゲストがそれに早い者勝ちで入るという古典的な方法を今でも取っています。運営の意図としては身内で楽しんでほしいみたいなところはあると思うんですが現実としてはプレイヤーが思った通りのマッチングが実現しなかったり時限クエなのにどう頑張っても部屋に入れなかったりあまりに不親切すぎて理想の押しつけでしかないと思います。

 

 

 ファイトリーグも同様の対応となると思うので今後はプレイすることはないと思いますが多人数でプレイするゲームとしてどういう作りにしたほうがユーザーにとってより楽しめるか。現状の知名度に驕ってユーザーに不便を押し付けるのが果たして正しいのか。一人では遊べない人間を冷遇することが良いことなのか。Xflagは自分たちが作ってるゲームとその周りの環境についてもう少しちゃんと考えるべきなのではないでしょうか。