リボルバーズエイトとセガの話

 初めに結論から書きますが、昔好きだったセガはもう存在しないし、今のセガが本気で嫌いっていう話をします。それでも気になる方は続きを読んでください。

 

 そう思い始めた発端は、最近発売されたソニック龍が如くの出来が大体悪いことやDIVAシリーズの実質的な終了など、今まで楽しめていたものが蔑ろにされているという思いがありました。

 さらに言えば、ソニックがただのマスコットとして扱われているうえにセガ直営のゲーセンである池袋GIGOで行われていたアークシステムワークスのハロウィンイベントやかつて、セガからリリースされ、SNSでもネタとして扱っていたEnd of Eternityトライエース販売で発売されているにもかかわらずノーリアクション(ちなみにスターオーシャンアナムネシスでコラボしているスクウェア・エニックスは、宣伝をしていました)で、自社で販売を代行しているだけで開発に一切携わっていないクラッシュの宣伝を行っているセガ公式twitterを見て、信用ができないなと思っているのも原因です。

 

 そんな中、発売されたのがこのリボルバーズエイトです。

 ゲームとしては、いわゆるクラロワ系で、2つあるレーンの上にユニットを召喚し、レーン上に存在するタワーを多く破壊したほうが勝ちという対戦型のゲームです。独自要素としては、大きなコストを払う代わりに様々なスキルを利用することができる強力なユニットをヒーローとして位置付けている点です。このスキルはコストをコントロールして、有利を取ることがセオリーのこのジャンルでは珍しく、コストを消費せずに格上の敵を倒したり、バフを取得することができます。このおかげで、逆転要素の強いゲームとなっています。演出もカットインやムービーが流れるなど、盛り上がる要素が盛り込まれています。

 実際、ゲームの基礎としては面白いです。セオリーに則った行動をして、攻防の入れ替わりを繰り返しつつ、タイミングを見てスキルを発動し、有利に持っていくという戦い方ができます。これのおかげで他作品よりもオフェンシブに立ち回れるなという印象でした。

 バランスも良く、実力に大きく左右されるタイトルなんだなと思ってました。

 リーグ5に進むまでは。

リーグ5になると何が起きるか?最高レア度であるLEのユニットが登場します。

しかもLEのキャラはLv9で登場します。このタイミングの平均Lvだと6にも満たないので、1度出されると対処は難しいです。

ここで登場するLEは白雪姫というユニットで本体に攻撃能力はないものの周囲にいる7人の小人が固いうえに火力もあって、複数でまとめて攻めるので対処が難しいユニットです。

しかも、この白雪姫のスキルは小人を蘇生させるものと試合中に1度だけ白雪姫と小人、さらに周囲のユニット全員に強力なバリアを付与するものがあります。

2つ目が非常に強力で、白雪姫にバリアを張られるだけでも対処が困難にもかかわらず、大群で召喚されるユニットも単騎で強力な火力を持ったユニットにもバリアが付与されるので、組み合わせが悪いと詰みます。

ちなみに初登場時点で白雪姫を3000円のガチャで入手できる確率は6%です。

 

白雪姫の説明をしましたが、要するにこっから先はLEを持っている側が勝つゲームになるということです。しかもリーグ4までまっとうに実力勝負をしていたのに急に札束に殴るゲームになるんです。

 

一応、リーグ5では対応が困難であるというデータが出たため、リーグ7での登場に引き上げる調整が行われるそうです。ちなみにリーグ5からリーグ6までで、白雪姫を入れたデッキの勝率はおよそ80%で、持っているほうが確実に勝つといっても過言ではありません。

また、調整後のリーグ5では、白雪姫と入れ替わりで孫悟空というLEのユニットが登場します。こちらも自衛力がある上に高火力の範囲攻撃を使えるユニットになっています。そのため、一度対処を間違えると確実に負けるというシビアなユニットです。そのため、これからこのゲームを始めるプレイヤーの体感的には大きな差はないのではないかと思います。ちなみにこの後出てくるLEはこんなのばかりです。

 対策をすれば勝てるという意見もありますが、いくら対策をしてもLEを持っているほうが絶対的に有利であることは変わりません。先ほどのデータを見ればわかる通り、対策したところでうまく対応できるのは一握りであり、それ以外の人には相当に高いハードルとなっています。

 

 これは推測ですが、LEが大幅に有利が取れるようになっている現在のバランスや白雪姫が勝率が高い現在の状況は意図したものであると思っています。LEを強くするのは恒常的にに行ってもらうための措置であり、白雪姫はLEの強さを見せつけ、このゲームは課金しないと勝てないということを意識付けるための施策であると取れます。そして、明確なデータを提示し、私たちはちゃんと調整しますとアピールすることで運営全体への信頼感や期待感を集めつつ、「この期間までに取らないとしばらく手に入りませんよ」というアピールをし、さらに課金を煽るというやり方に見えました。

 

 さらに言えば、今回の調整でキャラのバランスに直接メスが入っていないため、LEの優遇は変わらないままです。2月下旬に調整が入るというアナウンスはありますが、具体的な内容は不明で、どのような方針になるかわかりません。しかし、私はこのゲームのバランスが良くなることは絶対ないと思っています。なぜならば、セガのみならず、日本のスマホゲーを見るとバランスをよくしてアクティブを増やし、収益を得る方法を取るならば、極端に強い新キャラクターを登場させ、それに課金をしてもらうことで、短期的に収益をとる方法を選ぶと思うからです。

 このゲームはおとぎ話をモチーフに強烈な個性付けがされたヒーローが多く出てきます。所謂キャラゲーと言えますし、キャラが手に入れることが楽しみの一つという見方もできます。このキャラに課金をするというのは、日本では馴染みがあるつくりであり、ユーザーの抵抗も少ないです。そのため、このゲームは上記のように個性的で人気の出そうなキャラを用意したうえで環境最上位の性能を持つキャラを定期的に投入し、収益を稼いでいくんだろうと思います。

 

 今現在、私はリーグ8とリーグ7を行ったり来たりしている状態ですが、もったいない作品だなというのが、正直な感想です。バランスを整え、平等に戦える環境を作りつつ、スキンや無課金でも時間をかければキャラを取得できる要素などがあれば、対戦環境としてよりよくなっていたと思います。

しかし、現実を見れば、またセガが集金するための不出来な作品が1つ世に放たれただけで、龍が如く6やソニックフォースの時のように私はまた騙されただけ。これからのセガは愛や情熱をもって、作品を作ることはなく、コンシューマーでは広告に力を入れて、中身空っぽの作品を売りつけて、スマホでは課金をしないとろくに満足できない出鱈目な作品を作っていくんだろうと思います。セガにはもう期待はしないけどもセガという看板をもう汚してほしくないというのが正直なところです。あと、アトラスがセガに染まるのだけは絶対にやめてほしいです。

 

愚痴をここまでだらだら書きましたが、言いたいことは以上です。リボルバーズエイトに興味が沸いた方はとりあえず、リーグ5まで上がるところまで遊べば良いと思います。課金もそこまでにすることはメリットも薄いし、そのあとに投げてしまうことが考えられるのでお勧めしません。リーグ6以降の環境でも楽しめそうだなと思えば、時間をかけて遊んだり課金をすればよいと思います。

 

私からは以上です。では。